サイト内検索エンジンを最適化する2つのステップと4つのポイント
これまでのコラムでは、ECサイトの売上を向上させるためのサイト内検索エンジンの最適化方法について、
ステップ1「検索精度の最適化」の2つのポイント「検索結果の配列適切化」、「検索ワードの適切な理解・判断」について解説してきました。
Part3のコラムでは、そんなステップ2「操作性の最適化」のうち、「スペルミス補完」に焦点を当てて、ご紹介します。
スペルミスの補完を実現する要素
Part1のコラム「ECサイトの売上を上げるサイト内検索エンジンを構築するには 〜Part1:検索結果内容の配列最適化〜」でもお伝えしたとおり、検索精度の最適化がなされたとしても、検索の操作性が悪ければユーザーの検索体験が悪くなってしまい、結果的にサイト離脱を誘発してしまいます。
操作性を最適化することで、より高度な検索体験が提供でき、ユーザーはスムーズに検索し求めている情報に最短でアクセスできるようになります。
特にスペルミスの補完を行うことで、ユーザーは欲しい商品にたどり着きやすくなります。
以下に、スペルミスを補完する方法をご紹介します。
1.注目ワードの表示
検索ボックスの付近やトップページなどに、サイト内で注目されている検索ワードを表示する方法です。
サイトの目立つ位置に注目ワードが表示されていることで、ユーザーは検索ボックスにキーワードを入力しなくとも、検索結果にたどり着くことができます。
2.スペラー機能の導入
検索結果画面にて、入力された検索ワードと似ている最もマッチしたキーワードを提案する手法です。
ユーザーは、提案を受けたキーワードをクリックすることで再検索することができます。
3.リライト機能の導入
スペルミスをした状態で検索した際、正しいキーワードに変換した状態で検索する手法です。
検索エンジンがスペルミスを補完・訂正して適切な検索結果を表示することができます。スペラー機能とあわせてリライト機能を用いて、一般的なスペルミスのパターンや類似したキーワードとの関連性を考慮して補完・訂正機能を実装しましょう。
おわりに
今回は、操作性の最適化の中でも、検索ワードのスペルミス補完の機能についてご紹介してまいりました。
注目ワードの表示、リライト・スペラー機能の導入などを通じて、ユーザーの検索体験をより一層向上させましょう。
S4では、サイト内でのユーザーの検索体験・購買体験を向上させるための様々な機能をご提供しています。
現在お使いの検索エンジンの精度を見直すよい機会にしていただけますと幸いです。
次回のコラムでは、最後となる4つ目のポイント「検索補助機能」について詳しく解説してまいります。
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