目次
はじめに
近年、EC市場は急激な成長を遂げており、多くの企業がオンライン上で商品やサービスを販売しています。しかし一方で競争も激化しており、モールへの出店ではなく自社でECサイトを運用している企業も多数存在します。
そんな競争が激化しているEC市場において自社で運営するECサイトの売上を向上させるためには、サイト内の検索エンジンを効果的に活用することが重要です。
本コラムでは、ECサイトの売上を向上させるためのサイト内検索エンジンの最適化方法について、全4回に渡ってご紹介してまいります。
サイト内検索エンジンを最適化する2つのステップと4つのポイント
ECサイト内検索エンジンの最適化方法には、大きく分けて2つのステップがあります。
まず1つ目のステップは、「検索精度の最適化」です。商品を検索した際、ユーザーのニーズに合ったものが表示されなければ、ユーザーは商品を探す気を削いでしまいかねません。
1つ目のステップをクリアするには、「検索結果内容の配列最適化」と、「検索ワードの適切な理解・判断」の2つのポイントを実現することが必要です。
そして2つ目のステップは、「操作性の最適化」です。検索精度がある程度整っていても、検索の操作性が悪ければ、ユーザーは欲しい物に辿り着く前に離脱してしまう可能性があります。
2つ目のステップをクリアするためには、「スペルミスの補完」と「検索時の補助機能の充足」の2つのポイントを実現しなくてはなりません。
本日は1つ目のステップ「検索精度の最適化」のうち、「検索結果内容の配列最適化」について解説してまいります。
検索結果内容の配列最適化を実現する要素
検索結果の配列を最適化することは、ユーザーが求める情報にいち早くアクセスできるようにする上で非常に重要です。
商品の配列を決定する要素は複数存在しますが、大きく影響を与える要素を3つご紹介します。
1.人気商品の優先表示
ECサイト内での売れ筋商品や、閲覧数の多い人気商品を検索結果の上位に表示することで、ユーザーがより関心の高い商品にいち早くアクセスできるようになります。売上に貢献している商品を把握し、それらを適切に配列することが重要です。
2.カテゴリやタグの考慮
検索キーワードに関連するカテゴリやタグを考慮して検索結果を表示することで、ユーザーが求める情報により適した商品を見つけやすくなります。関連性の高いカテゴリや、タグの情報を適切に組み込むことがポイントです。
3.レビューや評価の反映
ユーザーの評価やレビューなどの情報を活用して、検索結果の配列に反映させることで、より信頼性の高い商品を上位に表示することができます。ユーザーが評価の高い商品にアクセスしやすくなるため、購買意欲の向上につながります。
最後に
ECサイトの売上を向上させるためには、検索エンジンの検索結果の配列を最適化することが重要です。
人気商品の優先表示やカテゴリ・タグの考慮、レビューや評価の反映などの方法を活用して、ユーザーが求める情報にいち早くアクセスできるよう対応しましょう。
S4では、今回ご紹介したポイント以外にも、お客さまのご要望に応じた要素をカスタマイズして導入いただくことができます。
現在お使いの検索エンジンの精度を見直すよい機会にしていただけますと幸いです。
次回のコラムでは、「検索ワードの適切な理解・判断」について詳しく解説します。
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