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サイト内検索エンジンを最適化する2つのステップと4つのポイント
前回のコラム「Part1:検索結果内容の配列最適化」にて、検索エンジンの最適化には大きく分けて2つのステップと4つのポイントがあるとお伝えしました。
今回は、ステップ1「検索精度の最適化」の2つ目のポイント「検索ワードの適切な理解・判断」について解説してまいります。

検索ワードの適切な理解・判断を実現する要素
ユーザーが検索ワードを入力する際に、サイト内検索エンジンがそれを適切に理解・判断することは重要です。
以下に、検索ワードの適切な理解・判断を最適化するための方法をご紹介します。
1.同義語・類義語の考慮
ユーザーが入力する検索ワードに対して同義語や類義語を考慮して検索結果を表示することで、ユーザーの意図に、より適した商品や情報を提供することができます。
商品カテゴリや属性に関連するキーワードのマッピングや、自然言語処理の技術を活用することが有効です。
一般的には、検索エンジン専用の辞書をつくることで、多くの同義語・類義語を考慮することが可能です。
2.検索クエリの解析
ユーザーが入力した検索クエリを解析し、意味のあるキーワードに分解することで、より正確な検索結果を提供することができます。たとえば、検索クエリ中の冠詞や助詞などの削除や無視、主要な名詞や動詞の抽出などを行うことで、意図に沿った結果を返すことができます。
3.検索ワードの優先度設定
同じ検索ワードでも、ECサイトによって異なる商品の需要がある場合があります。
検索ワードでヒットする商品のうち、多く閲覧されたり購入される商品を優先的に表示することで、ユーザーの意図に対して適切な検索結果を表示することができます。
ユーザーの検索意図を明確に理解し、それに基づいた検索エンジンのアルゴリズムを調整しましょう。
最後に
ECサイトの売上を向上させるためには、検索ワードの適切な理解・判断を実現することが重要です。
同義語・類義語の考慮、検索クエリの解析、検索ワードの優先度設定などの最適化手法を取り入れることで、ユーザーの意図に沿った検索結果を提供し、購買意欲を高めましょう。
S4では、今回ご紹介したポイント以外にも、お客さまのご要望に応じた要素をカスタマイズして導入いただくことができます。
現在お使いの検索エンジンの精度を見直すよい機会にしていただけますと幸いです。
次回以降のコラムでは、検索エンジン最適化のステップ2「操作性の最適化」について詳しく解説してまいります。
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