目次
はじめに〜リテールメディアとは〜
最近様々なところで「リテールメディア」という言葉をよく耳にするようになりました。
みなさんは何を指す言葉であるかご存知でしょうか。
「リテールメディア」とは、小売事業者が運営するECサイトや店舗アプリ、リアル店舗の店頭に設置されているデジタルサイネージなど、小売事業者が提供している様々なメディアを指します。
リテールメディア全般に関する詳細の説明については、ぜひこちらの記事をご覧ください。
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<SuperMagazine>
リテールメディアとは? ー「小売店舗・ECサイトの新たな収益機会」と「メーカーの効果的な販促プロモーション」を創出する注目の最新マーケティング手法のメリットを紹介ー
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今回はその中でも特に、ECサイトにて展開されている広告配信を中心とした「リテールメディア」の全貌についてご説明してまいります。
2023年はリテールメディアの年!注目が集まる2つの理由
そもそも、「リテールメディア」はなぜこれほどまでに注目が集まるようになったのでしょうか。
その背景には、大きく分けて2つの理由があります。
「1st Party Data」を活用したアプローチ
まず1つ目は、ユーザー会員情報などの1st Party Dataを利用した広告配信が可能であることが挙げられます。
GoogleやAppleが3rd Party Cookieの廃止を表明し(Googleは2024年後半を目途、Appleは既に実行済み)、デジタルマーケティングにおけるプライバシー保護が強化されています。
そんな中でECサイト上には会員情報を始めとし、ユーザーの購買データや行動データなどの1st Party Dataが多く存在しており、新しい広告出稿の基盤として最適であると言えます。
こうした背景から、リテールメディアによる広告出稿は今後日本でも主流の広告配信基盤となることでしょう。
購買に近いタッチポイントへの接触
そして2つ目は、従来のリスティング広告やバナー広告と比べて、ECサイト内であればユーザーの購買に近いタッチポイントに広告を表示できることが挙げられます。
従来の広告は、ユーザーに対して受動的、かつユーザーの購買意欲にそぐわない広告が表示されてしまうことも少なくないですが、ECサイトでは、購買意欲が一定以上ある状態のユーザーが訪問している状態であることに加え、購買・行動履歴をリアルタイムに解析し、ユーザーの嗜好性により適した広告を表示することが可能となるため、より一層高いコンバージョンを狙うことが可能です。
リテールメディアの真髄、サイト内商品広告
リテールメディアはいわば次世代の広告配信基盤となるであろうことはここまでご理解いただけたかと思いますが、ではそのなかでも現在日本国内においてはどのようなリテールメディアが存在するのでしょうか。
リテールメディアに取り組むにあたっては様々な手法がありますが、その中でも最も主流なのが「サイト内商品広告」です。
サイト内商品広告とは、ECサイト内に出品されている商品を広告として運用することで、簡易的に広告運用することができ、従来の流通額に加え広告売上・広告経由流通額の2つの側面から収益を創出できるものです。
弊社Supershipでは、サイト内商品広告の導入を実現できる「S4Ads(エスフォーアズ)」を、これまで様々な企業様に導入いただき実績を積んでまいりました。
現在、国内導入数No.1プロダクトとして、最前線を走り続けております。
S4Adsでは、ECサイト内での検索・閲覧などの行動履歴と連携して商品を表示する広告枠に対し、広告主が競争入札をされた後に広告が表示されます。
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S4Adsについてはこちらから:S4Ads詳細ページ
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サイト内商品広告が提供する「三方良し」
サイト内商品広告は、EC事業者(小売事業者)・広告主(出店者)・ユーザーそれぞれに対して「三方良し」のビジネスを生み出しています。
それぞれに対して生み出されるメリットを見ていきましょう。
EC事業者(小売事業者)
まず、ECサイトを運営する事業者(小売事業者)に向けたメリットは以下です。
新規利益創出
前出で述べたとおり、サイト内商品広告ではこれまでのECサイト内の流通額に加え、広告売上や広告経由流通額など新たな収益を得ることができます。
広告主との関係強化
ECサイト内に広告枠を設置することにより、商品ひいては店舗の新たな表示機会が生まれ、ECサイト運営者と広告主の関係を強化する要素の1つとなります。
広告主(出店者)
次に広告主(出店者)向けたメリットは以下です。
商品との親和性が高い広告枠
商品ひいては店舗との親和性が高い位置へ広告を表示することで、ブランディング強化へとつなげることができます。
会員情報や行動等の活用
ユーザーの会員情報や行動履歴をもとに広告配信を行うことが可能であるため、購買の機会が高まります。
ユーザー
最後にユーザーに向けたメリットは以下です。
興味・関心が高い商品への接触拡大
自身の購買・行動履歴をもとに商品が表示されるため、興味・関心が高い商品と接触する機会が増えます。
購買意欲を邪魔しないサイト内商品広告
ECサイト自体の広告を表示することで、ユーザーの意欲を阻害することなく、スムーズな購買体験を保つことができます。
終わりに
今回は、新たなECサイトマーケティングの手段「リテールメディア」とその真髄となる「サイト内商品広告」についてお話してまいりました。
これから、1st Party Dataを活用する時代が本格化し、従来の広告運用が困難になったとき、リテールメディアは新しい常識として根付いていくことでしょう。
前段にてご紹介したとおり、SupershipではECサイトをリテールメディア化する「S4Ads」で、これまで多くのECサイト様のリテールメディア化を実現してまいりました。
リテールメディアについてまだよく分からない、準備に向けて手探り状態である事業者の方も少なくないと思いますので、いつでもお気軽にご相談ください。
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